「30歳で年収1,000万円以上」
商社は日本有数の超高給業界ですよね。そのため、就職、転職人気ランキング上位の常連です。
ただ、そんな商社に入社したものの、数年で退職する若手も増えています。
・商社への就職・転職を考えている人
・商社で働いていて、転職しようか悩んでいる人
この記事はこんな方のために書きました。
グローバル転職を志している方へ~
この記事を見ている方は少しでもグローバルな仕事に興味があるはず!
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商社は年収が高いのに若手の退職が止まらない理由
商社のなかでも多角的事業展開している「総合商社」の平均年収は1,000万円を余裕で越えています。
それも総合職だけに絞ると、30歳で年収1,000万円を超えます。
そんな年収が高く、人気業界の商社において、いま若手層がどんどんと辞めていっているのです。
私が勤めていた総合商社の場合、100人いた同期のうち、15-20%ぐらいが7年以内で辞めています。
「え?大企業ってみんな終身雇用じゃないの?」と思っていたら大間違いです。日本で10年ぐらい前から始まった「キャリア転職の波」が商社業界にも押し寄せています。
では、若手商社マンが辞める理由を探っていきましょう。
理由: キャリアプランが描きずらいから
「居座ってもこの先のキャリア形成出来なさそうだから」という理由が、辞めた同期の中で一番多いです。
私もこれが辞めたいと思った理由の1つです。
商社では「10年やって1人前」論が浸透しています。
それではキャリア終わってしまいますよね…
若手が与えられる仕事の範囲と裁量は会社、事業部によってだいぶ異なると思います。
私がいた部署では若手からかなり任せて貰えました。海外駐在も4-5年目で行くような結構若手に期待された事業部でした。
ただ、商社の醍醐味である「新規事業創造」や「大規模な事業投資、事業経営」は、やはり40-50代の中堅/ベテラン層が担当することが多いでしょう。
総合商社の大型プロジェクトで「20代や30代の人がプロジェクトリーダーです!」という話は一度も聞いたことありません。IT業界では20代で子会社社長になったり、役員になったりすることは結構あるのに。
というわけで、下積みをあと10年続けて社内でやりたいことを実現するより、外で「もっと自分の価値を発揮できる場所を探したい」というところが根底にあると思います。
この理由で退職する人の特徴は、向上心があり、自己実現欲求が強いです。
理由: 更に年収の高い会社に転職できたから
この理由も少なくはありません。この時代、サッカー選手の如く良い報酬のために移籍するのは珍しいことではないです。
私の同期には、
「外資保険会社にヘッドハントされて転職」
「外資コンサルに受かったので転職」
というような感じで総合商社を退職しました。
外資コンサル・金融・保険の場合、年収は総合商社の10-30%ぐらい高いことが多いです。そして、何といっても外資系は尋常じゃないぐらい成果型なので、結果を残せばすぐに数倍年収アップします。
そのコンサルへ転職した同期は、数年後には年収3,000万円以上稼いでいるのでキャリアアップとしては成功ですよね。
商社で働いていて良い点は、現場でビジネスの仕組みを体感できるところだと思っています。
若手で学び、他業種で活かすというパスはアリだと思います。
商社から転職を考えている方はこの記事も参考になるかと思うので是非どうぞ。
理由: 商社マンは激務だから
私の感覚では、意外とこれが理由で商社を辞めたひとは多くないです。
入社するひとは激務だということは覚悟してきてるからでしょう笑
たしかに仕事量は多く、夜遅くまで仕事していましたが「仕事が激務だから」という理由で商社を辞めたいと思ったことは一度もありません。当たり前だと思ってやっていたので。。
ただ、最近は長期労働の取り締まりが厳しくなり、長時間残業していると人事からつつかれたりします。
今はそこまで激務ではないかもしれません。
理由: 人間関係がストレスに感じるから
これは商社に限った話ではないですが、体育会系の人が多くいる商社の場合、上下関係が厳しい職場が多いのは事実です。
同僚や上司との人間関係でかなりストレスとなり休職するひとも商社では少なくありません。
また、商社マンの場合、社内外接待が他業界に比べて多いです。
毎週のように社内外で飲み会があり、睡眠時間も取れず精神的なダメージを受ける人も少なくはないです。
これは私も当てはまります。相手を変えることは中々出来ないので、自分で環境を変えた方がいいことの方が多いです。
商社から転職する人に人気の転職先は?
では商社からの転職先で人気な業種はどんなところでしょうか?
圧倒的にこの3つの業種が多いです!
・ベンチャーの管理職
・外資金融
年収DOWNリスクで言うと、ベンチャー以外はステイまたはUPする可能性が高いです。
私の転職組の同期でいうと、上記以外でメーカー海外営業、国家公務員、起業、広告代理店に転職した人がいます。
[kanrenpostid=”768″]↑の記事で商社からの人気な転職先について解説しているのでもっと知りたい方はこちらをどうぞ。
商社からコンサル転職、ベンチャー転職について詳しく解説している記事を書き上げましたのでこちらもあわせてどうぞ! 商社から転職を考えている方は志望動機を考える際に参考になります。
・en World(エンワールド)
→ 巨大転職サイト「エン転職」が運営する グローバル系・外資系専門の転職エージェント。日系エージェントだけあって、7大商社とのパイプは太く、商社中途案件は結構保有している。(非公開含め)商社(特に総合商社)の総合職への転職を狙うならマスト。現在年収600万円以上あり、商社転職して年収800-1,500万円ぐらいのレンジを狙いたい人はおすすめ。
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→ あのマイナビのハイクラス専門エージェントサービスです。商社非公開求人も多数。高年収転職を狙うならここはマスト。
・JACリクルートメント
→ グローバル人材に特化した大手転職エージェント。とにかく総合商社の求人が多い。総合商社への転職したい人はここはマスト。
7大商社の非公開求人も持っていること結構ある。
・ビズリーチ
→TV CMでおなじみのビズリーチ。スカウト型転職サービスなので、登録するだけでヘッドハンターや企業からの直オファーがガンガン来る。年収600万円以上のミドル〜ハイクラス転職向けと合って、総合商社の中途求人は結構オファーあり。取りこぼしなく、商社の優良求人の紹介を受けるなら登録マスト。(3ヶ月以降は有料アカウントではないと、ヘッドハンターからスカウトもらえないので、3ヶ月以内に転職終わらせることをおすすめ)
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・リクルートエージェント
→ リクルートが運営するハイクラス求人特化の転職エージェント。総合商社の求人案件は常に持っている。20代後半~40代の人におすすめ。
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「商社を辞めたい..」– 心境が変わるのは当たり前
「せっかく年収の高い商社に入ったのになぜやめるんだ?」家族や会社の人など色んなひとから非難されることもあるかもしれません。
働いている中で自分と向き合い、自分が本当にしたい仕事、働き方、環境が見えてくると思います。
なので転職するのが「悪」のようなオーラ出されたら無視すればいいと思います。
強い人(強くなりたい人)ほど、より良い新しい環境を探して変化していくと思っています。
この記事と関連して、
私が「総合商社を辞めた理由」を別記事で赤裸々に書いているのでぜひどうぞ。
✅商社転職を狙うなら読むんでおくべき記事