ベンチャー企業への転職を考えている方や転職活動を進めている方の中には、最終面接でなにを見ているのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
実際の面接でよくされる質問やその回答方法なども知りたい人もいるでしょう。
そのような方に向けて今回はベンチャー企業の最終面接で経営者が見るポイントやテッパンの質問例などを紹介していきます。
ベンチャー企業への転職におすすめの転職エージェントも紹介するので、転職を考えている人はぜひ登録してみて下さいね。
そもそもベンチャー企業の定義とは
ベンチャー企業は従業員数や資本金などによる明確な定義がないことを知っていますか。
明確な定義はないものの、新しい技術やビジネスモデルなどを展開している成長企業がベンチャー企業と呼ばれています。
企業としての成長志向の高さなど企業の姿勢や動きが、資本金や従業員数などでは同じ規模に分類される中小企業とベンチャー企業の違いです。
この成長志向に加え、新しいことへ挑戦する新規性も持ち合わせている企業を一般的にはベンチャー企業と呼んでいます。
多くのベンチャー企業は、中小企業と同じ規模ですが、例外としてメガベンチャーと呼ばれる大手企業並みの規模のベンチャー企業もあります。
メガベンチャーは、従業員数が数千人いたり、事業数が増えたりしてはいるものの、ベンチャーマインドを残したまま運営されている企業です。
ベンチャー企業の最終面接で見られる項目はこの4つ
ベンチャー企業の最終面接で見られるポイントは、以下の4つになります。
- 主体性はあるか
- 成果へのこだわりを持っているか
- 柔軟性はあるか
- 企業を理解し、共感しているか
それぞれのなぜ見られるのかを紹介していきますね。
主体性はあるか
ベンチャー企業では、大手などと比べても主体性が重視されるポイントです。
成長中であればあるほど、ベンチャー企業では教育体制や組織としての動きが整っていないことが多くあります。
企業としてやらなければならないことはたくさんあるものの、適切な仕事の割り振りやサポートが行われていないこともあります。
そのため、自ら動ける主体性のある人でないと、会社にフィットしないのではという考えから面接で注目するポイントとなっているのです。
成果へのこだわりを持っているか
成長中のベンチャー企業は、途中経過よりも成果を重視する傾向があります。
ベンチャー=成果主義というイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
実際、途中経過だけでなく成果を出すことへこだわる姿勢を重視するベンチャー企業も多いです。
もちろん、途中経過や仕事の進め方も大事ですが、成果が出ないと倒産の危機に陥ってしまうなんてことも。
だからこそ、成果を出すことが求められ、面接でも聞かれるポイントとなっています。
柔軟性はあるか
ベンチャー企業は、入社した際の職種に限らず柔軟に働くことを求められる傾向にあります。
営業として入社しても、営業以外の業務をしないということはあり得ないと思っていて問題ないです。
実際、業務量に対して従業員数が足りておらず、営業と人事のように複数業務を兼務しているベンチャー企業も少なくありません。
また、初期のベンチャーであればやることが180度変更されることもあり、状況変化に対応する力が求められます。
そのため、1つのことにこだわりつづけるだけでなく、物事を柔軟に捉えて動ける力が大事なのです。
企業を理解し、共感しているか
少人数でまとまって動くベンチャー企業だからこそ、企業を理解しビジョンに共感しているかを大切にしています。
実際に働いている人の多くがビジョンに共感していることが多く、会社としての一体感を出すためにも大切だと考えている企業が多いです。
そのため、面接においてもビジョンの理解度がどの程度か確認されることもあるので、しっかりと準備し、理解しておく必要があります。
最終面接のテッパン質問集と回答例
ベンチャー企業の最終面接でよく聞かれる質問は以下の3点です。
- 今までの経験で身に付けた強みは?
- 担当部署以外の業務もできるか?
- 入社して実現したいことは?
今までの経験で身に付けた強みは?
最終面接でよく聞かれる質問の1つは、これまでの経験で身に付けた強みに関してです。
この質問をすることで、企業は職務経歴書ではわからない経験やどのような仕事ができるのかを知ることができますよね。
また、成功体験や失敗体験も聞かれることが多いので、しっかりとこれまでの経験を言語化できるように準備する必要があります。
もちろん、単に伝えるのではなく、その企業が求めている能力を知り、求めていることに合わせて回答する能力も大切です。
「主体性」や「柔軟性」を伝えられるエピソードを企業のビジョンなどに絡めながら話すと印象が良くなるはず。
エピソードを話す際には、具体的な数値を伝えるだけでなく、成果を出すための工夫なども伝えられるとよいでしょう。
回答例
↑例えばこんな回答例が考えられます。言っていることはありきたりかもですが、そこでストーリー交えて話すことで具体性が出てかなり評価の高い回答になります。
これまでで一番失敗したことは?そこで何を学んだ?
この質問もあるあるです。必ずこれらしい質問は出てきます。
(私も面接官をするときは必ずこの質問をします…)
面接官は何を知りたいかというと…
「困難があっても立ち向かい、そこから学び、次なる行動に移せるか?」ということ。
ベンチャーでは失敗の連続です。
ベンチャー業界は、いかにめげずに、トライを重ねて成功に導けるか?の勝負です。
なので。メンタルも耐性も強い、人材を常に求められています。
回答例
それが原因で失注してしまいました。
この経験まで私はほぼ即興でプレゼンすることに自信があり、特に準備に時間をかけることはありませんでした。
しかし、この失敗経験から…….
↑例えばこんな回答例が考えられます。この後の話の展開はもうおわかりですよね笑
これは実際にあった筆者の失敗経験ですww
入社して実現したいことは?
企業理解度やビジョンとの共感度を重視するベンチャー企業は多くあります。
これらを確認する方法として、「入社して実現したいこと」を聞いてくることがあるので、しっかり準備するとよいでしょう。
比較的多く聞かれる質問なので、企業が何をしており、ビジョンを知るだけでなくビジョンを掲げている背景なども勉強しておくと安心です!
企業が独自に掲げているビジョンに沿った内容で自分がどのように貢献できるのか、貢献しながら自分はどのように成長していくのかを話せると高評価に繋がります。
そのため、自分のキャリアプランを準備する際には、企業のビジョンからズレていないか確認しておくことがおすすめです!
回答例
そこで、海外事業部を立ち上げ、海外展開の推進をリードしていきたいと強く感じました…….
ベンチャー企業へ転職したい人におすすめの転職エージェント5選
ベンチャー企業へ転職をしたい方におすすめの転職エージェントは、以下の5つです。
それぞれの転職エージェントについて、詳しく紹介していきますね。
マイナビスカウティング
今までで一番優良スタートアップを紹介してくれた。
ヘッドハンティング型で、待っていたら希望職種のオファーが来る仕組み。また、担当エージェントも自らサイト内で選ぶことができ、無料で転職サポートが受けられる。
メガベンチャーの管理者ポジションを狙うならここはマスト。
プロコミット
・写真参照元URL:https://www.procommit.co.jp/
プロコミットはベンチャーやスタートアップ企業に強い転職エージェントです。
注目のベンチャー企業求人ページもあり、求人が探しやすいので初めて転職エージェントを利用する方でも安心して利用できますね。
ベンチャーやスタートアップ企業に転職するノウハウを豊富に保有しており、運営するコラムでも細かく紹介しています。
ベンチャー企業への転職を考えているものの、転職活動が不安という人にこそおすすめです!
ジョブトラ20s
・写真参照元URL:https://job-tryout20.com/
ジョブトラ20sはベンチャー企業に転職したい20代に特化した転職エージェントです。
20代に特化した転職ノウハウを豊富に持っていることに加え、未経験業界や未経験職種への転職にも強いと評判です!
「入社3年後のミスマッチをなくす」を理念として掲げているサービスなので、入社後のギャップがない企業へ転職したい人におすすめです。
さらに、最短10日で応募から入社まで進むことができる転職エージェントなので、すぐに転職したい人はぜひ登録してみてくださいね。
ビズリーチ
・写真参照元URL:https://www.bizreach.jp/
ビズリーチは、年収600万円以上の求人を多く保有するハイクラス向けの転職サービスです。
即戦力を採用したい企業の求人が5万件以上も掲載されており、常に即戦力を求めているベンチャー企業の求人も多数掲載されています。
ビズリーチ 創業者ファンドの運営もしており、ビズリーチでしか取り扱っていない求人も多いです。
ベンチャー企業に興味があり、年収も重視して転職したい方には特におすすめです!
JACリクルートメント
・写真参照元URL:https://www.jac-recruitment.jp/
JACリクルートメントは、管理職や専門職などを始めとしたハイキャリアや高収入案件に特化した30代以上が対象の転職エージェントです。
外資系コンサルや海外拠点を持つ企業に強い転職エージェントですが、実はベンチャー企業の求人も多くあります。
そのため、30代以上でベンチャー企業へ転職したい人におすすめの転職エージェントです!
準備をすればベンチャー企業の最終面接も怖くない
今回は、ベンチャー企業の最終面接では何を見ているのかを質問集などを交えて紹介しました。
紹介した見られるポイントや質問例は以下になります。
・見られるポイント
- 主体性
- 成果へのこだわり
- 柔軟性
- 企業理解と共感
これらのポイントや質問が来ることを理解し、話せるようにすると内定獲得が近づくので、しっかり準備しましょう。
また、ベンチャー企業への転職には、転職エージェントを利用することが最短ルートであり、以下の転職サービスの利用がおすすめです。
どの転職サービスも無料で利用できるので、転職を考えている方はぜひ登録してみてください。
「問題解決力」と聞けばありきたりに聞こえるかもしれませんが、問題解決には「課題を分解すること」の重要性を現職の経験から学びました。
例えば、クライアントの飲食店が「売上が伸び悩んでいる」という漠然とした問題があったときは、課題を分解して、それぞれの課題に対する適切なアプローチを明確化して、優先順位つけて一つずつ施策を実施していきました。ーーーーーーー