・総合商社の仕事内容がいまいちわからない
・総合商 一般職の仕事内容がわからない
メーカーや小売りと違って商社の仕事内容は想像つきにくいですよね。ミステリアスでまたそこが興味をそそるところなのですが。
総合商社で働きたい方のために総合商社の仕事内容を分かりやすく解説していきます。
その前にちょいと自己紹介です。
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この記事を見ている方は少しでも商社の仕事に興味があるはず!
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総合商社の仕事内容とは?【商社志望者は絶対知っておくべき】
大きく分けると4パターンあります。
・調整業務 → 既存のお客さんとの調整。貿易実務も含む。
・事業管理業務 → 事業をマネジメントする。
・投資業務 → 出資先を決定する。
「営業」はわかる気がするが他はわけわかんないですよね。。
各仕事内容説明する前に1点だけお伝えしたいことがあります。
本ブログで出てくる「商社マン」とは「総合職のビジネスパーソン(性別関係なく)」のことを指していますのでそのつもりで読んでください!
総合商社の仕事内容①:「営業業務」
総合商社の仕事は、メーカーや小売店がいないとビジネスが成り立ちません。商材が存在するところに商社の仕事はあります。
総合商社での営業業務は、顧客を探しビジネスを生み出す業務です。
実際に前職で私が担当していた&別部署でやっていた業務例です。
・自動車メーカートレーディング事業の売り込み
・電子部品メーカーに海外進出の提案
・アパレルブランドに対して出資提案
・海外自動車メーカーに自動車部品の提案
・海外の火力発電事業のコンペ参加
等々
総合商社の場合、営業先は海外と関連するケースが極めて多いです。
例えば「日本のメーカーにメキシコ進出の提案」して、一緒に現地視察行ったりとどこかしらで海外と関連してきます。
総合商社の仕事内容②:「調整業務」
調整業務は、既に動いている既存事業の関係者(仕入先や売り先)に対して行うものです。若手の時はこの調整業務が多いです。
要は、売り手と買い手に仲介し上手く事業が進むよう交渉する業務です。
具体例は以下の通りです。
・部品メーカーと納期調整
・材料メーカーと生産数調整
・海外自動車メーカーと納期調整
等々
総合商社の仕事内容③:「事業管理業務」
総合商社では、後述する「事業投資」により多くの子会社、出資先会社が存在します。それらの関連会社を実務面、人事面、財務面で管理・サポートする業務が「事業管理業務」です。
例えばこんな仕事をします。
・出資先の物流会社の業務改善
・子会社の鋼板加工メーカーへ出向して戦略策定
・出資先の繊維メーカーへ出向して営業先・仕入先開拓・提案
・海外子会社で現地スタッフ採用業務、事業計画策定
等々
大半の総合商社マンが経験することとして、「海外駐在」し、海外子会社に出向して現地スタッフのマネジメントや業務改善があります。
総合商社の仕事内容④:「投資業務」
お待たせしました!現代総合商社の柱である「事業投資」の関連業務です。
具体的には仕事内容①で紹介した「営業業務」で取ってきた出資先候補の評価・交渉・契約締結・社内決裁・借入・投資実行まで対応します。
総合商社には、投資・金融専門の投資部門が営業部(資源部門、食品部門など)と別で存在します。営業事業部はこの投資部門と連携して各種調査、社内外調整を実施していきます。
・出資先候補の電子機器メーカー評価・監査
・部品メーカー出資に関する社内稟議用資料作成、社内プレゼン実施
・出資先候補のアパレルブランドの各種条件交渉(評価額、出資比率等)
等々
また、私が総合商社時代に担当していた業務として「ジョイントベンチャーの設立」というものがあります。ジョイントベンチャーとは、他社と共同出資して新たに設立した会社です。
事業投資といっても既存事業に投資するケースだけではなく、新事業や新会社に対する投資もあるんです。
投資規模の大きい総合商社の主な投資事例はこの通りです。伊藤忠のファミマは有名ですよね。
・三菱商事 → ローソンへ出資
・三井物産 → LNG(液果天然ガス)事業への投資
・住友商事 → スーパーのサミットへの買収
・豊田通商 → フランス自動車販売会社CFAOの買収
総合商社の仕事内容をさらに理解するには「商社のビジネスモデル」を理解することが必須!
ここまで実際の総合商社での仕事内容はある程度理解出来たかもですが、まだ”ぼやーと”してるかと思います。
仕事内容をより理解するためにはやはり総合商社のビジネスの仕組みをしっかり把握する必要があると思います。
「そもそも総合商社はどうやって稼いでいるの?」「具体的にトレーディング事業とか事業投資とかどうやって始まるの?」
などの疑問を解消するのがこの記事です!この記事とあわせて読むとより仕事内容に対する理解が深まりますよ。
総合商社と専門商社の仕事内容の違いは?
ある特定の商材を扱う専門商社という会社が存在します。その数は総合商社の何十、何百倍にもなります。
総合商社と専門商社の仕事内容の違いはというと、「大手専門商社だと、同じような仕事内容、小規模専門商社だとトレーディング業務と営業業務がメイン」です。
こちらが大手商社の会社一覧(カオスマップ)です。
ここで挙げている専門商社は規模が大きく、大半の企業が事業投資もやっています。
例えば岩谷産業は水素ステーション事業に300億円投資しており、競合が総合商社の資源部隊です。
一方で、中小規模の専門商社は卸売りまたはトレーディング業務が主体です。
なので貿易実務や営業開拓をやる比率は総合商社と比べて高いです。
女性の総合商社での仕事内容は?
まず、女性=一般職ではないです。総合職には女性の総合職も多くいます。(前職にも3%ぐらいでしたが女性総合職がいます)
総合商社での一般職の仕事内容についてお話します。
これまで紹介した総合商社マンの業務サポートをするのが一般職のメインの仕事です。
例えば、こんな業務をします。
営業業務 → 見積や請求書作成
調整業務 → 仕入先との納期交渉
事業管理業務 → 改善提案、採用業務、現地視察
投資業務 → 調査資料作成
私の前職の商社では、一般職の方でもバンバン出張や外出していました。やはり現場を見ることによりアイディアが湧き出てくることが多いので。また現場の人と対面で話すと今後仕事しやすくなりますから。
また、英語での電話・メール応対は総合商社の職場では当たり前です。一般職でもほとんどの営業部で英語は毎日使います。
なので英語力が高い人が就職に有利とされています。
総合商社に就職するためにはどうすればいい?
総合商社の仕事内容を紹介してきました。
では一体どうやったら総合商社に総合職や一般職として就職できるのか?
総合商社の内定を得るためにやるべきことはこの3つに尽きると思います!
・商社に有利な資格取得 → 関連記事を参照
・志望動機を固める → 業界研究後でOK
英語力に関してはこちらの記事で詳細説明しているので是非どうぞ↓
■関連記事: 商社を目指すなら英語ができないとマズい?商社に受かるために今すべき事
商社の採用試験に有利な資格はこの記事でチェックしてみてください↓
■関連記事:商社に入るときにかなり有利になる資格4選
まとめ:総合商社の仕事内容はExciting !
総合商社で5年間働いてつくずく思うのですが、総合商社ではビジネスの本質やグローバル事業について深く学べるためファーストキャリアとしてはかなりおすすめです。
そして、仕事内容はエキサイティングです。毎日同じことの繰り返しではなく、常に新しい情報を基に考え、アクションし続ける必要があります。そんな環境で働いてみたい方は是非総合商社の採用試験トライしてみてください!
✅商社転職を狙うなら読むんでおくべき記事
その後5年間、そのうち1社で勤めて、スタートアップの創業メンバーとして転職しました。