商社志望者は「総合商社のトレーディング事業」を知らないとアウト

転職・キャリアアップ
この記事はこんな人のために書きました!
・総合商社への就職を希望しているひと
・総合商社への転職を希望しているひと
・商社の業界研究しているひと

「総合商社7社平均年収1,000万円オーバー」

就職市場でも今でも根強い人気を誇る総合商社。本記事ではこちらを解説していきます。

・総合商社のトレーディング事業を知らないとアウトな理由
・そもそもトレーディング事業とは?
・総合商社のビジネスの歴史

商社志望者が「商社のトレーディング事業」を知らないとアウトな理由

それは「現在の総合商社のビジネスモデルを理解するのにトレーディング事業について知ることは必須だから」です。

「なーんだ。そんなことか。」とお思いかもしれません!

実は総合商社のトレーディング事業は奥が深く、「”今でも”トレーディング事業を軸としてかなり稼いでいる」ということは知っていましたか? 

ちょっと興味出来たらもう少々お付き合いくださいませm(__)m

きっと採用面接で役立つ情報があるかもしれませんので。

そもそも商社のトレーディング事業とは?

売り手と買い手の中間に入り、輸出入業務により中間マージン(手数料)をもらう事業です。

物流会社との違いは?というと、商社の場合は実際に売りてからモノを購入して、買い手に販売している点です。

ではなぜ売り手や買い手は商社に介入させるのでしょうか?

・商社が買いたい人(売りたい人)と繋げてくれる
・面倒な輸出入をしなくてもいい
・商社はいっぱい輸出入しているから物流コストが安い
・自国の通貨で商社が買ってくれるから為替リスクを負わなくていい

上記が主な商社の価値です。

総合商社ビジネスモデルの歴史「商社不要論」

戦後からトレーディング事業、卸売り事業で成長を遂げた総合商社は、1990年代に入るとピンチになりました。

商社の取引先であるメーカーがこぞって商社の中間マージンを削減すべく次々と商社を商流から外していきました。これが「商社不要論」というものです。

ではなぜ急に取引先でったメーカーは商社を外したのか?

理由①:メーカーが資金力をつけてきて、自社で貿易業を開始したから
理由②:インターネットの普及により、簡単に売り手や買い手が見つかるようになったから

これまで「情報格差」により稼いでいた部分は上記理由でことごとく取引先が減少しました。

総合商社ビジネスモデルの変遷

そんな境地に立たせれた総合商社を立て直した事業が、「事業経営」と「事業投資」です。

トレーディング×事業経営モデル

単なる「商品の横流し」ではなく、商社がサプライチェーンにおいて付加価値を提供し、商流に入るというモデルです。

付加価値とは、例えば輸出のための梱包や原料の加工などの機能です。子会社を設立し、商社の経営ノウハウを駆使しながら事業を推進していくケースが多いです。

これにより、いままで仲介取引からのマージンのみでしたが、子会社が受け取る加工費もプラスで収益として得ることが出来るようになりました。

トレーディング×事業投資モデル

続いては、「事業投資」を絡めた商取引の例です。

サプライチェーン内に存在する企業に対して出資を行い、その条件として商流に入れてもらうというモデルです。

トレーディングと事業投資による収益がダブルで入ってくることを見込めます。

事業投資の場合は、その出資先の株式を取得し、その企業が儲かれば「配当金」として収益が入ります。

このモデルの特徴は、「目的がトレーディングによる収益のため、出資額が少ない傾向にある」ことです。

商社のファイナンス機能を組み込んだ新しい形のビジネスですね。

総合商社はトレーディングから学び、事業投資モデルに行き着いた

モニターツアーから応募のあった会社一式を用意し、現代の総合商社を面接時に語るうえでとっても利益を最大化しうる会社が「物流会社」や「加工会社」がそれにあたります。

別記事では、総合商社のビジネスモデルをより詳細まで解説しているので是非こちらもあわせ読むと全体像がより把握できると思います!

【図解】日本一わかりやすい総合商社のビジネスモデル 商社とは?を徹底解明

商社マンの仕事内容はどんなかんじ?【実体験あり】

商社マンの仕事の実態はあまり知られていません。

だからこそOB/OG訪問して仕事内容を把握することが大事です。

ただ、今のご時世、中々OB/OG訪問は出来ないですよね。。

 

商社マンの主な仕事はこちらです。

・営業業務   → 新しいお客さん探し。
・調整業務   → 既存のお客さんとの調整。貿易実務も含む。
・事業管理業務 → 事業をマネジメントする。
・投資業務   → 出資先を決定する。

総合商社マンの大半の仕事は上記4つに分類できます。

総合商社のビジネスモデル大解剖」を読んだ方はイメージ付きやすいかと思いますが、全て総合商社のビジネスモデルに沿った仕事内容です。

例えば、トレーディング事業では新規顧客営業や納期などの調整業務がメインです。

一方で、事業投資では、出資先を探したり、投資のための社内決裁や投資先との交渉業務がメインです。

こちらの記事を読むともっと具体例を基に理解が深まりますよ。

総合商社の仕事内容

総合商社の仕事内容とは?【元商社マンが過去業務を完全公開】

 

まとめ:商社のトレーディング事業を知ることの大切さ

伝統的な総合商社のトレーディング事業についてある程度理解できましたでしょうか。

時代の変化によりスピーディに事業創造していることがまさに総合商社が現代でも多額の利益を稼げる理由です。

トレーディング事業と一概に言っても、ただの仲介業者ではなく、サプライチェーンにおいて関連プレイヤーに付加価値を提供し始め、存在感を維持しているのです。

商社マンになる上で有利な資格とは?

そんな商社の内定獲得する上で有利な資格もこちらでの記事で紹介しているので商社志望の方は必見です!

商社に転職・就職するときにかなり有利になる資格4選