近年、人材ビジネスがどんどん伸び続けているのをご存知でしょうか。
とくにベンチャー企業に目を向けると、人材業界が多いように感じます。
みなさんがよく耳にする人材会社でいうと、マイナビやリクルートグループの知名度バツグンですが、その他に人材業界には多くのベンチャー企業が存在しています。
人材業界が著しい成長をみせている理由として、以前よりも転職に対して柔軟な考え方になり、スキルアップやキャリアップを理由に人材会社を通して転職する人が増えているからでしょう。
最近は人材会社のCMがよく流れることもあり、興味をもっている人が多いはず。
人材業界に転職を考えている人も、たくさんいるのではないでしょうか。
では実際に人材業界は、今どれほどアツいのか。今回は、人材業界のベンチャー企業の時価総額・平均年収をランキングにして紹介していきます!
【時価総額】人材業界×ベンチャー企業ランキング
ではここで時価総額のランキングを紹介していこうと思いますが、そもそも「時価総額って?」と思う人もいるはず。
「時価総額」は転職する企業を選ぶときに、重要な参考指標になるので覚えておきましょう!
「時価総額」で何が分かるかというと、企業の価値や規模がどの程度か知ることができます。
【時価総額=株価×発行済株式数】の計算式から求められ、時価総額が大きいほど会社の価値も高いということです。
転職活動する際には、年収のチェックだけで終わらず、時価総額にも注目してみてください。
将来、成長するであろう会社に転職することは自分自身のキャリアアップにもつながります。
では、それを踏まえて【時価総額ランキング】を紹介していきましょう!
1位 リクルートホールディングス(8兆2711億円)
さすがリクルート。圧倒的な差をつけての1位!
リクルートはあらゆる業界でビジネスをおこなっていますが、人材業界ではタウンワークなどの求人広告やリクルートスタッフィングなど、日本にとどまらず世界中にビジネスを展開しています。
リクルートホールディングス – Recruit Holdings
2位 パーソルホールディングス(6130億6500万円)
パーソルホールディングスは総合人材サービス事業を展開しており、とくに有名なサービスは「doda」や「テンプスタッフ」でしょう。
また日本だけでなく、アジア・パシフィック地域を中心に海外でのサービス展開にも力を入れています。
3位 テクノプロ・ホールディングス (3442億3700万円)
技術系人材サービスをおこなっている企業としては、国内最大規模。
幅広い分野で専門知識を持ったエンジニア・研究者の派遣に力を入れている会社です。
4位 エス・エム・エス(2771億3000万円)
介護や医療業界に特化した人材会社です。
高齢化による介護業界の人手不足や、ここ2年程はコロナの影響で医療従事者が必要とされていることから、業績をどんどん上げ続けています。
5位 ディップ(2354億4800万円)
ディップのサービスといえば「バイトル」や「はたらこねっと」が有名でしょうか。
2000年に将来的にインターネットでの仕事探しが発展していくと考え、いまでもインターネットでの求人広告サイトを運営する企業として成長しています。
【平均年収】人材業界×ベンチャー企業ランキング
では次は、気になる年収ランキングをみていきましょう!
いま人材業界の市場価値はとても高く、今後も期待できそうです。
しかし将来的にどうなるか分からないため、人材業界もあらゆる工夫をしているようです!
人材業界にとどまらず別の業界にもサービスを拡大している企業や、今後人材確保が必要となる介護や医療、ITへの人材サービスをおこなう企業もあります。
外国人労働者を派遣する事業を展開する企業も増えてきましたよ!
年収額を元にそういった今後の事業展開も気にしながら、転職活動の参考にしてみてください。
1位 リクルートホールディングス(951万円)
この表からもリクルートホールディングスは、ここ数年高い水準を保っていることが分かります。
あらゆる事業を展開していることから、1つの事業がダメになっても別の事業でカバーすることでリスクヘッジができています。
リクルートホールディングスの平均年収は961万円。
全国の日本人男性の30~34歳の平均年収は457万円であり、それと比べても国内トップクラスと言えるでしょう。
なによりもリクルートホールディングスは、バツグンの知名度で信頼力がかなり強いので、今後も期待できる会社です。
2位 平山ホールディングス(872万円)
平山ホールディングスは、ここ6年間でかなりの上昇傾向にあり、平均年収が増加していることが発表されました。
事業内容としては、製造業の人材派遣を中心に行う会社で、日本のモノづくりという面で、製造業を支援しています。
2024年に売上高400億円を目指しているようで、今後も期待できる会社と言えるでしょう。
3位 JACリクルートメント(800万円)
少しずつ、しかし確実に成長を続けているJACリクルートメントは、メーカー、IT、ヘルスケア、金融など、あらゆる職種に対応して、ミドル世代のハイクラスの方々を対象とした人材紹介サービスをおこなっている企業です。
外資、海外転職に特に強みをもった総合転職エージェントでもあることから、今後も期待ができる企業でしょう。
4位 ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス(755万円)
2020年にグンと成長をみせたヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス。
メンタルヘアルケア事業と人材紹介事業、2つの柱で総合的な人材サービスを提供するリーディング・カンパニーです。
5位 アトラエ(739万円)
アトラエの主なサービスの成功報酬型求人メディア『Green』は有名ですよね。
完全審査制AIビジネスマッチングアプリ『yenta』を開発して、人材業界でも異端児的な存在で今とても注目されています!
社風もとてもユニーク溢れる体制をとっており、個人的には今後もっと成長していくのでは?と思っています!
(人材ベンチャー調べてたら…) 人材業界の稼ぎ方は大きくわけて4つあることがわかった!
実は、人材業界のなかでもサービスとしては大きく4つに分かれています!
人材業界で転職を考えているのであれば、しっかりと覚えておきましょう。
人材派遣
人材派遣は派遣先ではなく、人材会社と労働者が雇用関係となります。
そして労働者は、派遣スタッフとして企業で働くというサービスです。
派遣している期間は派遣手数料が発生して、それは人材会社の利益となるのです。
営業担当は、定期的に派遣スタッフに連絡をし、職場での状況をヒアリングしてサポートに努めます。
人材紹介
人材紹介会社は、登録している求職者と面談し、求職者に合う契約社員や正社員の仕事を紹介します。
そのあとは、面談に向けたサポートを行って、採用が決まったら企業側から紹介料をもらうビジネスです。
求人広告
求人広告は、就職サイト、転職サイトや求人誌の運営会社のことをいいます。
ビジネスとしては、人材を求めている企業に対して求人媒体を提案して、掲載料金をもらいます。
タウンワークなども求人広告です。
人材コンサル
人事コンサルティングは、企業の人材に関する立て直しをおこなうサービス。
採用や育成、人材の定着などに悩みを解決に携わる仕事で、コンサルティングにかかった費用を、依頼企業から受け取るビジネスモデルです。
人材ベンチャーに転職するには…?
そんな今HOTな人材ベンチャー業界ですが、人材ベンチャー企業に転職するにはどうすればいいのでしょうか?
答えはシンプルです。
「転職エージェントをフル活用する!」
これ1択です。
特にベンチャー企業ならば、大量採用はあまりしないため転職エージェント経由で採用活動する傾向にあります。
転職エージェントについてあまり知らない人はこちらの記事からどうぞ👇
人材ベンチャーに転職するならおすすめしたい転職エージェント
では人材ベンチャーに転職するためにはどんな転職エージェントに頼めばいいのでしょう?
筆者の経験をもとにおすすめの転職エージェントを紹介していきます!
マイナビスカウティング
年収検索も最低600万円~で、ハイクラス求人に特化した転職エージェント。
ヘッドハンティング型で、ヘッドハンターが登録情報をみて、条件に合った求人を紹介してくれます。
登録さえしておけば、後はスカウトメールを待っていればOK!
忙しい人でも、安心して利用できます。
でも待っているだけだと、「スカウトメールがこない・・・」と不安になりますよね。
しかしリクルートダイレクトスカウトは、自分で求人を探すことができるので、積極的な転職活動も可能です。
なんといっても最大の特徴は、完全無料ということ!
無料ではありますが、サービスも充実しているので、とりあえず登録しておくとよいでしょう。
Geekly
IT系、WEB系、ゲーム系業界特化の転職エージェントです。もちろんメインはテック系ベンチャー企業なのでめちゃめちゃ強いです。
エンジニア向け転職サービスというイメージが強いですが、実は非エンジニア職(セールス、マーケ)の求人もかなり保有しています。テック系ベンチャーを見ているならここはマストです。
ビズリーチ
写真参照元URL:https://ad.presco.asia/cl/?b_id=YDNrGzml&t_id=1
ビズリーチはヘッドハンター型で、ヘッドハンターはそれぞれに非公開求人を保有しており、直接スカウトメールをくれます。
登録者がヘッドハンターを選べるシステムなのも、うれしい点です。
ヘッドハンターは、審査に通過した優秀な人のみ。
選ぶときは、ヘッドハンターのプロフィールから得意とする分野を確認でき、また自分が転職したい業界に精通しているのかも分かります。
ビズリーチの特徴としては、管理職などの経験やこれまでのキャリア、国家資格などを持っている人が重宝されます。
プロコミット
写真参照元URL:https://www.procommit.co.jp/
企業との強いパイプと事業の深い理解している転職エージェントです。
優良ベンチャー企業の中でも、ハイクラス求人を紹介してくれます。
転職サポートも充実しているので、登録しておくと安心でしょう。
リクルートエージェント
転職SYNCA
まとめ:いまアツい人材ベンチャーに飛び込むのもあり
今回は今とてもアツい人材業界について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
時価総額や年収のランキングをみても。人材会社に転職する人が増えている理由もわかりますよね。
今後も期待できる人材業界。
ぜひ注目してみてください!
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