「成績を出し続けているのに正当に評価されない」
「仕事に見合った給料がもらえない」
こんな不満をもったことはありませんか?
株式会社ビズヒッツが30代で転職を経験した203人に「30代の転職に関する意識調査」を実施したところ、以下のような結果になりました。
30代の転職理由1位は「待遇や職場環境の不満」です。
2位が「スキルアップしたい」「新しい仕事へ挑戦したい」でした。
また「30代の転職で失敗したこと」の1位は「もっと他の会社と比較検討すればよかった」
2位は「転職先のリサーチが足りなかった」です。
どちらも早く辞めたいという気持ちが先走ってしまったのでしょうか?
自分で転職先をリサーチするのは限界があります。
「ベンチャー企業に転職して、自分がどこまでやれるか試したい」
「人生一発大逆転を狙うなら、やっぱりベンチャーだ」
と夢を抱いて転職する人のなかには、転職サイトだけで探すのではなく、転職エージェントを活用する人も増えているようです。
本来の能力が出せる職場選び。マッチングがとても重要なのです。
30代ベンチャー転職の実情とは?
参照:marie-michele-bouchard-lY28sk9w4yI-unsplash
30代でベンチャー企業へ転職することは、タイミングとしてはベストだと言えるでしょう。
設立まもないベンチャー企業は、まだ会社の体制が十分には整っていないため、大企業のように研修期間を長くとることができません。
そのため、企業側は即戦力を求めており、同時にマネジメント力も必要としています。
10年のキャリアを積んだこと、後輩を育てた経験。それら全てがあなたの強みになるのです。
「でも、35歳の壁って本当にあるのかな?」
と、不安もありますよね。
実際、求人の募集要項には35歳までと記載のある企業が多いのが現状です。
そこでおすすめしたいのが転職エージェントです。
無料でマンツーマンでサポートしてくれ、あなたの現状を徹底的にヒアリングしたうえで、要望にマッチした企業を探してくれますよ。
そもそも転職エージェントとは?
参照元URL:docusign-7RWBSYA9Rro-unsplash
転職エージェントとは、「転職を希望する人」と「人材を探している企業」の仲介役です。
相談者は全てのサービスを無料で受けることができ、転職エージェントは相談者が入社に至った時点で企業側から紹介料を受け取る仕組みになっています。

30代ベンチャー転職で転職エージェントを利用すべき”4つの理由”
参照元URL:christina-wocintechchat-com-LQ1t-8Ms5PY-unsplash
転職エージェントのアドバイザーには、下記の4種類があり、それぞれ資格保有者となります。
国家資格・・・キャリアコンサルタント、キャリアコンサルタント技能士
民間資格・・・キャリアアドバイザー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
それでは、ベンチャー転職において転職エージェントが選ばれる理由について、4つご紹介します
⑴面談の調整や履歴書の添削、条件交渉のすべてが無料
登録後の担当者との面談では、綿密なヒアリングがおこなわれます。それを元にマッチする企業を紹介してもらえます。
希望が合えば、面談の日程調整、履歴書の添削、当日の面接のアドバイスまでしてくれます。
また、給料などの条件交渉もしてくれますので、自分で直接企業と交渉するよりもお願いした方が印象が良いでしょう。
⑵営業も兼ねていることが多く会社の雰囲気までわかっている
転職エージェントは実際の企業の雰囲気、社長や人事担当者の人柄までわかっているので安心です。
自分に合う職場か実際に自分で確かめるのは難しいため、ヒアリングの時にしっかり伝えておきましょう。
⑶非公開の優良企業の求人を紹介してもらえる
じつは、転職エージェントは非公開の求人も持っています。
これは、企業側が大っぴらにしてほしくないからなのですが、優良企業に多いようです。
競合他社に、そのポジションの人間を募集している(いない)ということを知られたくなかったり、社内の人間に募集していることを知られたくなかったり、などです。
特に、ベンチャーが中途採用する場合、大手と違って大量採用は基本しないので、「一本釣り」ができる転職エージェントに依頼するケースが多いです。
まずは、転職エージェントに登録することで、そのチャンスが巡ってくるかもしれません。
⑷複数の転職エージェントに登録できる
大手の転職エージェントは幅広い業種と多数の企業との取り引きがありますが、案件が多い分、細やかなサポートができないともいえます。
業界や職種に特化した転職エージェントは実績も豊富で信頼感がありますが、安易な紹介もしないために、敷居が高いようです。
個人エージェントは時間をかけた面談や手厚いサポートがありますが、取引企業が少ないため、希望の紹介ができない可能性があります。
それぞれ強みや弱みがありますが、おすすめは、大手1社、特化1社、個人1~3社で検討してみる方法です。
「転職エージェントに興味がある」「もっと詳しく知りたい」方へ、こちらのサイトでベンチャー転職向けの転職エージェントの紹介をしています。
30代ベンチャー転職に強いおすすめの転職エージェント4選
ここまでで
「でも、どこに登録したらいいかわからない」
「信頼できる転職エージェントってどこなの?」
と迷われているなら、これからおすすめする4つの転職エージェントに登録してみてください。
マイナビスカウティング

あの人材サービス大手のマイナビが運営する、ハイクラス転職向け転職エージェントです。年収600万円以上を対象としており、登録した経歴や条件をもとに、経験豊富な転職コンサルタントや優良企業など からあなたにマッチしたスカウトが届くスカウティング転職サービスです。
→今までで一番優良スタートアップを紹介してくれた。ヘッドハンティング型で、待っていたら希望職種のオファーが来る仕組み。また、担当エージェントも自らサイト内で選ぶことができ、無料で転職サポートが受けられる。創業仕立てだけど、資金調達しているような将来有望なベンチャーを狙うならここ。
⑵ビズリーチ
参照:https://ad.presco.asia/cl/?b_id=YDNrGzml&t_id=1
ビズリーチを使うメリットは、企業が自ら求職者と接点を持ち、企業の魅力・やりたいことを直接伝え、求職者と意思疎通できることです。
企業側のメリットとしては独自の審査を通過した人材のみが登録されているため、即戦力人材と出会えます。
企業が自ら探して直接スカウトできるので、書類選考や面談でのミスマッチを減らすことができ、候補者と直接やりとりできるので素早く採用活動を進められます。
いま話題の「ダイレクトスカウディングサービス」とは?
上で紹介した中でも、「ビズリーチ」と「リクルートダイレクトスカウト」は”ダイレクトスカウディングサービス”というサービス形態です。
下図の通り、複数の転職エージェントと企業を繋ぐ「マッチングサービス」という位置付けです。

業種・職種を見極めて適切な転職エージェントに登録するのも良いですが、ダイレクトスカウティングサービスはこんなメリットがあります▼
❶ 待っているだけでスカウトがくるので転職エージェント選びが自然にできる
❷ 細かい希望条件にマッチしたオファーが企業や転職エージェントから来るので、短期で転職決まりやすい。
もちろん筆者も両方登録して、転職活動中はヘッドハンターや企業からのオファーを受け取っていました。(そのなかで2週間に1件ぐらいは目を引くオファーがあった気がします)
両方とも無料登録できるので、登録しない理由はないかと。
(ビズリーチは一定期間後、一部機能が有料になります)
⑶プロコミット
参照:https://www.procommit.co.jp/
参照:https://www.procommit.co.jp/
プロコミットは、ユニクロやメルカリ、JINSをはじめ名だたる優良成長企業、ベンチャー、スタートアップ企業への転職を支援しています。
事業理解を深める勉強会や、過去の事例を学ぶ研修、メンバーが集まり最適なマッチング先を検討する「プロコミット・カンファレンス」などをおこない、転職者・企業の双方にベストなサービスを提供しています。
⑷JACリクルートメント
参照:https://ck.jp.ap.valuecommerce.com/servlet/referral?sid=3520859&pid=887170814
JACリクルートメントは、30代〜50代をメインターゲットにしているハイクラス向け転職エージェント。
外資系・海外企業をはじめ、ハイクラスな国内大手企業への転職を希望している方におすすめ。
日本を除く11カ国に拠点があり、外資系や海外企業への転職に強みを持っています。
30代のベンチャー転職で失敗しないためにリサーチするべき5つ
参照:ga-xpQx3NsLJoE-unsplash
30代でベンチャー企業へ転職する際に失敗しない方法として、以下の5つのリサーチを徹底的に行うことが需要になります。
客観的に見た自分の市場価値
転職市場でみた市場価値とは、今の会社で、あなたが「どのポジションにいて」「どれだけ必要とされているか」ではなく、客観的な判断が重要です。
あなたがこれまで積み上げてきたスキル、能力について、できれば専門的な知見で判断してもらうことが望ましいでしょう。
ベンチャー企業への転職を考えているのなら、転職エージェントに登録することをおすすめします。
面談でのヒアリングであなたの市場価値を見極め、ベストな企業を紹介してくれますよ。
担当する仕事の内容
会社を選ぶとき、あなたは何を重要視していますか?
自分の能力を十分に発揮できる仕事内容を選ぶことは、あなたにやりがいを持たせ、多忙でも辛いと感じない「やる気」を引き出してくれるでしょう。
この時に「本当はそこまで好きではない仕事だけど今より給料がいいから」と安易に決めてしまうと、後々それが不満となり、結局やめてしまう可能性があります。
あなたがベンチャー企業で結果を出したいなら、勝負できる土俵で挑戦することをおすすめします。
また、せっかく勇気を出して転職したのに、確認不足で思っていたことと違う仕事させられたということもあるかもしれません
あなたが任される仕事の内容はどんなものなのか、事前にしっかりリサーチしておきましょう。
会社のトップの仕事に対する考え方
設立まもないベンチャー企業は、社員の人数も少ないため、社長や役員との距離が近くなります。
そのため、会社の方向性や考え方が合わないと、仕事にやりづらさを感じる可能性があります。
たとえば、自分の美徳に反することを実行しなければいけないとき、なんともいえないやり切れなさを感じることがありませんか?
大手企業であれば、そんな上司とはおさらばと部署異動を願うこともできますが、少人数の会社だとそうはいきません。
逆に距離が近いからこそ、トップを説得して自分の意見が会社の方針になる可能性もあります。
会社の雰囲気
会社のトップと意見が合わないとき、意見が言える環境なのか?そのような雰囲気を知っておくことも大切です。
トップがワンマンで役員はイエスマンばかりとなると、働きにくいですよね。
逆に、トップとも気軽に意見が言えるような活気ある会社であれば、ぜひ働いてみたいという気持ちになりませんか?
転職エージェントに登録すると、取引先企業への営業も兼ねていることが多いため、会社のトップの考え方や性格、社内の雰囲気まで教えてもらえます。
給料や福利厚生について
大企業からの転職となると、設立まもないベンチャー企業では給料も福利厚生もどうしても劣ってしまいます。
福利厚生より会社を成長させていくことが重要事項になっているため、そこまで手が回らないのです。
しかし、上場を目の前にしているベンチャー企業であれば、福利厚生にまで気を配っている企業もあるでしょう。
会社選びをする際は、そこもチェックしておきましょう。
転職エージェントに登録すると、給料の交渉もしてくれます。
自分ではなかなか言えないことも、間に立って交渉してくれるので助かりますよ。
30代の転職でベンチャー企業を選ぶ4つのメリットとは?
参照元URL:airfocus-wgL-KzC5zFo-unsplash
30代の転職でベンチャー企業を選ぶと、どんなメリットがあるのでしょうか?
以下、4つのメリットを紹介します。
⑴幅広い業務に携わりスキルアップできる
ベンチャー企業は社員の人数が少ないため、仕事が多岐に渡ります。
大手企業の場合、細分化され、任された仕事について深い知識を学んでいくことがメリットですが、ベンチャー企業では、幅広い業務に携われることがメリットといえるでしょう。
⑵早期に管理職につける可能性がある
ベンチャー企業は社員の人数が少ないため、能力しだいでは数年で管理職につける可能性があります。
大手企業であれば、40代になってやっとつけるようなポジションにも、ベンチャー企業では、あっという間に任されるのです。
苦労もあるかもしれませんが、若いうちから経験を積むことで、一気に成長できるでしょう。
ベンチャー企業では、成長スピードの速さがメリットとしてあげられます。
⑶能力主義なので高収入を狙える
大手企業では年功序列のため、毎年昇給するかわりに、業績を上げたところで驚くような年収アップは見込めません。
ベンチャー企業では、徹底した能力主義で実力が正当に評価されます。
ギャンブル的な要素はありますが、当たれば大きいのがベンチャー企業のメリットです。

その理由のひとつに「ストックオプションの付与」があります。
未上場のベンチャー企業の多くは「ストックオプション」を付与しています。
ストックオプションをゲットして、見事自社を上場や売却成功させて、数千万から数億円もの資産を手に入れたベンチャー社員は多く存在します。
ストックオプションに関してはこちらの記事が参考になるので是非どうぞ▼
⑷マネジメントや経営のスキルが身につく
ベンチャー企業の良さは会社のトップとの距離の近さです。
そのため、あなたが起業したいのであれば、今に至るプロセスや方法を学ぶこともできます。
どうやって会社を立ち上げることができたのか?資金調達をどうしたのか?など、生の声を直接聞けるチャンスです。
また、ここで身につけたスキルによって、大手企業への転職もできるかもしれません。
こちらの記事では、筆者がベンチャーへ転職した感じた体験談を公開しています▼
30代の転職でベンチャー企業を選ぶ4つのデメリットとは?
参照:toni-koraza-qKL2NnKt0Lo-unsplash
⑴一人に任される仕事量が多く多忙
ベンチャー企業は社員の人数が少ないため、一人に任される仕事量が多くなります。
そのため、転職したばかりのころは、その忙しさに驚くことでしょう。
しかし、それがいつの間にかこなせるようになり、あなたの成長へとつながるのです。
⑵年収がダウンする可能性がある
設立まもないベンチャー企業の年収は、どうしても大手企業には劣ってしまいます。
しかし、これは一時と捉え、数年後に劇的に増えるといった可能性にかけてみてはいかがでしょうか?
⑶社員の平均年齢が比較的若い
ベンチャー企業の定義は設立5年くらいといわれており、会社のトップや役員が20代や30代という会社も珍しくありません。
そのため、あなたよりも年下の上司に仕えることも十分に考えられます。
プライドが傷つくこともあるかもしれませんが、そこは「仕事で見返すぞ」と前向きに切り替えていきましょう。
⑷職場環境やトップと合わないとやりづらい
ベンチャー企業は社員の人数が少ないため、会社のトップとも距離が近いです。
そのためワンマンなタイプが相手だと、意見が合わないときに仕事がやりづらく、逃げ場がないためにストレスが溜まりやすいでしょう。
説得できれば、自分の考えが会社の方針になる可能性もありますが、嫌われると厄介です。
まとめ:用意周到な会社選びが成功への鍵
「よし!人生一発大逆転だ!」
と、ただの勢いで人生の大勝負をしてはいけません。
用意周到に戦略を練るからこそ成功するのです。
転職エージェントの登録をしても半年から1年もの長期戦で転職を待つ人も少なくないようです。
焦らず、ベストマッチな会社を選び、人生の一発大逆転をおこしましょう!