・総合商社・専門商社で働いていて転職したいと思っている人
・商社からどんな転職先がおすすめなのか知りたい人
・商社から転職する方法を知りたい人
この記事はこんな人のために書きました。
私は、新卒で総合商社(7大商社の中の1社)に入り、5年勤めてスタートアップに転職しました。
また、商社時代の同僚で転職した人も多く見てきました。
そんな商社出身の私が自分の体験談も交えて、商社からのおすすめ転職先、転職する方法、転職する前に知っておくべきことを解説します。
商社から転職したいひとへ!王道の転職先は?
では早速、商社からの王道の転職先をご紹介します!一覧をどうぞ↓
商社からの転職先
・外資コンサル
・ベンチャー
・外資金融
・メーカーの海外営業
「外資コンサル」: 人気No.1!
肌感覚としては総合商社から外資コンサルへの就職が一番多いですね。私の同期の場合でいうと、転職組の50%が外資コンサルに転職しました。
元々外資コンサルは中途採用を積極的にやっていて、専門性の高く優秀な商社出身者を多く採用しています。
総合商社の場合、部門別に営業部が分かれています。(例えば食料とか自動車など)
ですので特定の業界で深い知識と経験とコネクションを持っています。
コンサル会社はそういった特定分野に対して専門性の高い人材と、商社で身に付けた営業力・提案力の両方を兼ね備えたひとを求める傾向にあるようです。
例えば私の知り合いの場合、元々商社で物流関連の事業部に所属しており、総合商社からアクセンチュアの戦略コンサルでの物流部門に転職しました。
ではなぜ外資コンサルなのか?
それは年収が高いからです。 総合商社からの転職で年収アップを狙える業界は数少ない中、外資コンサルは年収アップを狙える転職先です。
「ベンチャー企業の創業メンバー」:Zero to Oneを目指して
私もこのパスを選びました。起業するより、リスクが少なく新しい価値創造に挑戦できます。
総合商社にいる人は、行動力・向上心が高い人が多いかと思います。
「だったら新しいビジネスを作ろうとしているところでゼロから挑戦したい!」という意気込みで
ベンチャー企業へ転職する人も少なくはありません。
ただ、1つ注意が必要なのが、「ベンチャー企業の大きさにより働き方が全然異なる」ということです。
「よし、ゼロからサービスを作ってやるぜ!」と言ってベンチャー企業を探しても、既に社員50人いるようなベンチャーではすでに仕組みが出来上がっており、自由度は思ったより高くはないです。
かといって、「ベンチャーで創業メンバー」を募集している生まれたての会社を探すことはかなり難しいです。
私の場合は転職エージェントに、以下の条件に絞ってひたすら案件を紹介してもらっていました。
・社員数: 5人以下
・事業内容:複数あり(パッと見不明)
「外資金融」: 投資案件に携わっている商社マンに人気
外資コンサルに続いて2番目に人気の転職先です。
その理由は、やっぱり「高い報酬」と「ファイナンスの知識を活かせる」からです。
20代後半~30代前半で総合商社から転職した場合、大半のケースで外資金融の方が報酬は良いです。
また、総合商社である程度経験を積むと、投資事業(M&A,出資)を担当する人が多いです。
そんな人はファインナンスの知識を活かして外資金融に転職するといった感じです。
「メーカーの海外営業」: 専門商社出身者に人気
メーカーの海外営業は、専門商社からの転職者に人気です。
自社で海外営業部隊を持っている大規模メーカーは、海外営業経験豊富な商社出身を積極的に採用しています。
また、メーカーでも駐在できるチャンスがあるため、志望する人は多いです!
商社から転職に成功した人の共通点とは?
私がいままで会ってきた中で、希望の職種に転職できた人の共通点を紹介します。
① 学習意欲がハンパない人
ただでさえ、本業で忙しいにも関わらず、毎朝7時に出勤して2時間勉強していた同期がいました。
何を勉強してるか気になってのぞいてみると、本業では学べない財務知識や会社経営学を勉強していました。
その数か月後、彼はデロイトトーマツに転職しました。
スキルは、教えてもらうものではなく、自分で取りにいくものですね。
② 結構前から転職エージェントに複数登録している人
これは自分自身の経験談でもあります。
「転職は巡り合わせ」です。
その機を逃さないよう前々から転職エージェントに登録することをおすすめします。
具体的には、「転職しよっかなー」ぐらい思ったぐらいから、まずは転職エージェントに登録して、希望の案件を紹介してもらうように設定することです。
私の場合は、転職する1年ぐらい前から登録し、情報収集していました。
商社からの転職で登録すべき転職エージェント 【まずはここだけでOK】
では、商社から転職をしたいと思っている方はまずはどの転職エージェントに登録すればいいのでしょうか?
私がおすすめする転職エージェントはこちらです!↓
・JAC Recruitment
→ ミドル~ハイクラスの転職の特化した有名転職エージェント。外資コンサルからベンチャーの管理職まで幅広い業種を紹介してくれる。
・アクシスコンサルティング
→コンサル転職専門のエージェント強い。コンサル志望の人は登録マスト。
・doda
→ dodaは、割と年収高め(600万円以上)の職種に絞った大手転職サイト。何といっても求人案件の量は日本トップレベル。エージェントサービスと併用するのをおすすめ。
・リクナビNEXT
→ 日本最大級の転職サイト。登録して案件流してもらうのがおすすめ。
まずはこの3つの転職サービスに登録して、希望条件を設定しておけばメールで案件を紹介してくれます。
その後、本格化してきたら担当者に電話でカウンセリングも受けられます。
まだ転職を決めきれていない方も少しでも興味があれば一旦登録して情報収集してみることをおすすめします!
商社マンが転職しやすい理由
実体験から言うと、商社からの転職はしやすいと思います。市場価値が高く、色々な会社からオファーがもらえる人が多いです。
では、なぜ商社出身者は転職しやすいのか?
その答えは、「商社での経験・仕事内容」にあります。
理由①:行動力が高い
商社は未開の地でビジネスを興して成長した業界です。しかも海外で。
商社では、「行動力が高く、様々な関係者を巻き込み推進していく人」が圧倒的に多いです。
そんな素質を評価し、ほしがる企業は多いです。
理由②:コミュニケーション能力が高い
モノを持たない商社は、ヒトが資源です。相手を説得する力、理解する力が高い人が多いと思います。
あらゆる国籍、背景を持つひとでも物怖じせず、会話するのに非常に慣れています。
なので、面接官からの印象も良くなる傾向にあります。
理由③:言語力が高い
上記理由とプラスで他言語が話せる人は更に評価されます。私がいた商社でもバイリンガル、トリリンガルは当たり前でした。
しかも、ビジネス会話で話せるレベルです。日本人の70%が日本語しか話せない中、企業側としてはビジネスレベルの言語力を持っている人材を探すのは大変困難です。
駐在経験もあれば尚評価されると思います!
商社から転職する前に知っておくべきこと
私の経験から、いざ商社から転職しようとする前に事前に認知しておくべきことをお伝えします。
転職したら後戻りはできません。後悔ない転職にするため事前に以下のことは知っておくべきです。
・一度退職したら二度と戻れない → 後戻りはできません。
・家族から反対される → 本当に考えて決断したのなら、説得するっきゃない!
・夢の海外駐在生活はしばらく困難 → 転職先ですぐに駐在に行けるところはほとんどありません
筆者が商社から転職を決意した理由
商社出身者からのいち意見として聞いてもらう程度でいいかなと思いますが、私は駐在内示直前に退職届を出しました。元々海外で仕事をすることを目標にしていたのにも関わらず。
特に仕事が激務だからではありませんでした。
私が商社を辞めた理由は、こちらの記事で細かく説明しているので読んでもらえたら嬉しいです。
まとめ:商社からの転職を成功させるにはまずは情報収集から!
商社からのキャリアは無限大に広がっています。新しい経験や成功、失敗がきっと待っています。(Excitingですよね)
転職を決めかねている方もまずは情報収集して自分の選択肢の幅を広げてみることを強くおすすめします!自分のキャリアパスを見つめなおすことは決して無駄な時間にならないです。
本記事で紹介した情報共有してくれるおすすめ転職エージェントはこちらです。
・JAC Recruitment
→ ミドル~ハイクラスの転職の特化した有名転職エージェント。外資コンサルからベンチャーの管理職まで幅広い業種を紹介してくれる。
・アクシスコンサルティング
→コンサル転職専門のエージェント強い。コンサル志望の人は登録マスト。
・doda
→ dodaは、割と年収高め(600万円以上)の職種に絞った大手転職サイト。何といっても求人案件の量は日本トップレベル。エージェントサービスと併用するのをおすすめ。
キャリアパス系の記事は今後も掲載していきます。みなさんのキャリア形成に少しでも参考になれば嬉しいです。
では!