クラス役員をやって分かった、本当の“シゴでき”な人の共通点

仕事の悩み解決

クラス役員やPTAって、できれば避けたい…そう思ったこと、ありませんか?
忙しい仕事や家事の合間に、LINEグループでのやりとりや、報告書の作成、イベント準備。
誰かがやらなければ回らないけれど、やるとなるとそれなりに大変。
しかも何よりボランティアなので頑張ってもお金にならない。

私は今年幼稚園のクラス役員をやっていますが、「子供のために何かしてあげたい」とは思いつつ、正直なところ義務感半分で立候補しました。

4月から始めて半年程経過しましたが、これはその時のメンバー次第で天国にも地獄にもなるぞ??というのが一番の感想です。
幸いなことに私は今、気の合う「シゴでき」(仕事ができる人)メンバーを中心にめちゃくちゃクラス役員活動を楽しんでします。

今回はそんな「シゴでき」な人の共通点について記事にしてみたいと思います!

ワーママは普段社会で働いているから役員でも“シゴでき”??

いざクラス役員が始まってみると、同じようにクラス役員を“引き受けた”はずなのに、仕事の進め方や姿勢には、驚くほどの差が出ることがあるんです。

私は在宅勤務をしながら役員をしているのですが、正直言って最初はこう思っていました。
「働いている人のほうが、仕事に慣れていて段取りもうまいんじゃないかな」と。
でも実際には、まったく違いました。

普段フルタイムや時短で働いている人でもいるんです。
期日を守らない人、連絡が遅い人、お願いしても返事がない人…。
中には「○日までに提出」と伝えても、当日になっても何の反応もなく、こちらから再度確認してやっと返ってくる、なんてことも。

先輩ママ友の経験談にすごい人がいました。
その役員さんは率先してクラス役員に立候補したそうです。
しかしいざクラス役員で集まったら「私は働いているので一切会議には出ませんし、タスクも行いません。行事の日の手伝いはできる範囲でします」と言い切ったそうです

その方は実際全く作業に加わらなかったそうですが、仕方ないので「人数が最初からマイナス1だった」と思ってその年は作業したそうです。

もちろん、仕事や家庭の事情で忙しいのは分かります。
私自身も「ごめんなさい、返信遅れます」と言ったりします。
でも、忙しさと“信頼できるかどうか”は別の話なんですよね。

どんなに忙しくても、「ちょっと今週厳しいです」と一言連絡をくれる人は、安心感があります。
一方で、音信不通になってしまう人がいると、チーム全体が不安になります。

新社会人にも最初によく教えられる「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」って仕事の基本ですよね。
クラス役員は“社会の縮図”みたいなもので、こういう小さなやりとりにこそ、人となりが表れると感じます。

専業主婦の人に学んだ“シゴでき”の真髄

一方で、何年も社会で働いていない専業主婦の方が、びっくりするほど“シゴでき”なこともあります。
お願いしたことをすぐ調べて、正確な情報をまとめてくれたり、報告書を見やすくきれいに整えてくれたり。
実は普段から写真加工が大好きだそうで、クラスアルバムをすごくきれいに編集してくれたりもしました。

「日中に時間があるからできる」と言ってしまえばそれまでですが、それ以上に感じるのは、「丁寧さ」と「誠実さ」です。マルチタスクをこなす家事育児を続けていることって、仕事にも十分活かせるのだと思います。

誰に頼まれたわけでもなく、自分で必要なことを考えて動く。
「この資料、見やすくしておきました」「次回はこうするとスムーズかもしれませんね。引継ぎのレポート作っておきますね」と自然に提案してくれる。
その姿勢に、何度も助けられました。

結局のところ、“シゴでき”って「仕事の経験年数」ではなく、“相手への思いやり”を行動に変えられる人なんだと思います

実際にいた役員の中の「仕事をこなさない」3人の困った人たち

一緒に仕事をしていると「困るよ!」と思わせる人たちいますよね。
こんな困った役員の方たちがいました(先輩ママからの経験談含む)

1人目:頼んだ仕事を勝手に「改変」!自分仕様にしてしまう人

普段ワーママで事務仕事をしている役員さんだったのですが、公式の役員全体会議の結果をB5サイズ2枚にまとめて幼稚園に代々保管する書記の仕事をしてもらいました。

会議中もノートパソコンでどんどん記録していき、「さすが!」っと思っていたのですが、彼女はA4で提出してきました。しかも4枚分。
「幼稚園に保管されている同じファイルにまとめていくので、2枚以内でB5サイズでお願いできますか?」と再度話しましたがA4サイズ3枚弱で再提出してきました。
仕方ないので別の方が彼女のものを要約してB5サイズ2枚にしてくれました。

ちなみに彼女は謝恩会で使う先生方に配る持ち帰り用の紙袋も、ラッピングバッグ(持ち手無し)を用意してきました。勝手に「こっちの方がいい」と仕様を変えてしまうのは、残念ながら「シゴでき」とは逆と言わざるを得ません。

細かい話ですが、仕事をする上で提出するフォーマットが決まっているなら、それに合わせないと完了しないですよね。。

2人目:アイディア出しだけポンポン!後はお任せな人

コンサルタントのつもりなのでしょうか?
その役員さんは「こういう企画やろうよ!」や「こういうのやるともっと幼稚園で作業しやすくなるんじゃない?」「〇〇の場所を借りてイベントやろう!」とアイディア出しが大好きなんです。

みんな「いいねいいね!」と賛同するまではいいのですが、彼女はそれ以降の具体的な作業を一切しません。
場所の予約も、幼稚園に企画をするための報告をするのも、みんなの意見を取りまとめるのも。

あくまでマネージャーや、コンサルタントのように「意見だけしたい」人のようです。

結局最後まで運営したり作業するのは別な人。これだとどうしても不公平になりますよね。
アイディアを出すのであれば、具体的に自分ができる範囲を示したり、道筋を立てて欲しいところ。

会社と違って彼女は役職者ではないし、他の役員さんは実行部隊の部下ではないのですから。。

3人目:クラス役員特権で個人情報を私物化!営利目的で商業利用しようとした人

これが一番問題になりました。
率先してクラス役員をやってくれたその方は夫婦でクラスのグループLINEを私物化。
自分の仕事(Web映像関係)の宣伝をグループLINEに投稿したり、有料の自分の仕事をからめて幼稚園のイベントを起こそうとしたり。。。

クラス役員で知り得た個人情報や、幼稚園の中に営利目的で入り込むのは本当に困りますよね。
本当に仕事ができる人はそんなことをしたらどうなるか想像つくはず。
「要注意人物」として小学校に上がってもコソコソされるはめになります。

“できる人”の共通点は「姿勢」にある

クラス役員の経験を通じて感じたのは、“シゴでき”な人に共通しているのは姿勢だということ。

たとえば――

  • 約束や期限を守る
  • 連絡が早くて丁寧
  • 報告・連絡・相談がきちんとしている
  • 人のせいにせず、自分ごととして考える
  • 頼まれた仕事を依頼通りにこなす
  • 小さな仕事でも手を抜かない

これって、どれも特別なスキルじゃないんですよね。
でも、これができる人はどんな場面でも信頼される。
逆に、これができないと、どんなに能力があっても「ちょっと頼りないな」と思われてしまう。

私の感じる“シゴでき”は、スピードでも成果でもなく、「一緒にやっていて安心できるか」なんだと気づきました。

幸いなことに私のまわりのクラス役員さんは仕事へのスタンスが一緒で、物事がサクサク決まって進んでいきます。
この人たちとタスクをこなしていくのが楽しいし、クラス役員をやってよかったと心から思えています。

クラス役員決めだけでも大混乱!まずは「やってくれる人」に感謝を

クラス役員やPTAは、言うまでもなくボランティア
報酬があるわけでもないのに、スケジュールを調整して会議に出たり、資料を作ったり、学校とやりとりしたり。
誰かがやらなければいけないけれど、誰もが「やりたい!」とは思えない仕事です。

友人の幼稚園では年始の「クラス役員選挙」の時に、クラス役員にくじで当たってしまって戸惑っている方がいました。
そんな方に向かって「あなた専業主婦で時間あるんじゃないですか?」という言葉を投げかけた人がいたそうです。
しかも言われたその人は「持病の通院があるので無理なんです」とその場で大号泣してしまったとか。。
そんな状態からの新学期スタートなんて親も子も悲しいですよね。
(その方は別の方がクラス役員を善意で替わってくれて事なきを得たそうです)

「じゃあ私やります」と手を挙げてくれる人がいる。
それだけで、まず感謝したいですよね。
やる気があるかどうか以前に、「引き受ける勇気」を持っている時点で、多くの人の助けになります。

人前で話すことが苦手な人も、作業が得意じゃない人もいます。でもその人達が培ってきた何かのスキルや人柄が、周りの人にとって大きな助けになるかもしれません。
役員仕事は思いがけずとても素晴らしい経験になることもあるので、
少しでもポジティブな気持ちでぜひ参加してみてほしいですね!

クラス役員で得たことは、その後の仕事にも人生にも活きる

正直、クラス役員を引き受けたときは「めんどくさいかも」と思いました。
でも半年たって思い返してみると、得たものがたくさんありました。

たとえば、相手に伝わるように文章を書く力。
話がまとまらないときに意見を整理する力。
そして何より、「人それぞれに事情がある」という理解。

この経験が、仕事にも家庭にも生きている気がします。
会社でもPTAでも、基本は同じ。
相手を思いやりながら、自分の責任を果たす。
シンプルだけど、それが一番大事なんですよね。

おわりに:やってきたことは、決して無駄じゃない

クラス役員やPTAの仕事は、報酬も評価もないけれど、確かに誰かの役に立っています。
そして、自分の中にも確実に何かを残してくれます。

SNSで「何年も働いていないのでブランクがありすぎて働けない」「雇ってもらえない」という投稿をみますが、間を開けずに外で仕事を続けてきたから仕事ができる人なわけではないです。
むしろそんな方にこそ隠れた力があるはず!

“シゴでき”な人を見て学び、自分も少しずつ成長する。
その繰り返しの中で、社会人として、人としての力が磨かれていく。

真剣にやれば「やってよかった」と思える日が、きっといつか来ると思います。
そして、もし次に誰かが役員を引き受ける時は、
「引き受けてくれてありがとう。あなたも楽しんで役員仕事ができますように」
そんな一言を、心から伝えたいですね。

働くママ応援!ワーキングママにお勧めしたい転職エージェント4選

📝まとめ:“シゴでき”な人の3つの共通点

  • 約束と期限を守ることが、最大の信頼につながる
  • 自分のできることを提供して、相手に報連相を丁寧にできる
  • 相手への思いやりを“ちゃんとした行動”で示せる人が、結局一番“シゴでき”
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