「小学生に20万円のゲーミングPC?」と聞くと、驚かれる方がほとんどだと思います。
正直、私自身も購入ボタンを押す直前まで、何度も自問自答しました。本当に必要なのか、甘やかしすぎではないか、もっと安い選択肢があるのではないか――。
それでも最終的に我が家は、小学3年生の長男に約20万円のゲーミングPCを購入しました。
今回は、その経緯と親として考えたこと、実際に使い始めて感じていることを、正直に書いてみようと思います。
インドア派の小学生がプログラミングに興味を持ったきっかけ
長男はもともと、いわゆるインドア派の子どもです。
外遊びが嫌いというわけではありませんが、どちらかといえば家の中で黙々と何かを作ったり考えたりすることが好きなタイプ。2歳のころからタングラムやパズルが大好きな子でした。
そんな彼が「プログラミングをやってみたい」と言い出したのは、幼稚園の年中の頃でした。
きっかけは、YouTubeで見たマインクラフト(通称マイクラ)です。
ただ遊ぶだけではなく、「自分で世界を作れる」「仕組みを考えて動かせる」という点に、強く惹かれたようでした。そこで本人の希望もあり、プログラミング教室に通い始めることにしました。
マインクラフトはタブレットではなくPCから始めた理由
マイクラと聞くと、Switchやタブレットを想像する方も多いと思います。我が家でも当然その選択肢はありました。しかし、あえて最初からタブレットではなく、お古のノートパソコンを使わせることにしました。
理由はとても単純で、「タブレットやゲーム機に慣れすぎると、PCでの作業がおっくうになる」という内容の記事を読んだことがあったからです。
指で直感的に操作できるデバイスは確かに便利ですが、キーボードを打つ、マウスで細かく操作する、ファイルを管理するといったPC特有の作業から遠ざかってしまうのではないか、という不安がありました。
実際、大人でも細かい作業やデータを作り出す作業は、タブレットよりPCの方がやりやすいですよね。
文章を書く、プログラムを書く、複数のウィンドウを行き来しながら考える――そういった作業は、やはりPCならではだと感じています。
小学生のゲーム環境|PCとSwitchの使い分け
結果として、長男はノートPCでマイクラを始めました。
最初は操作に戸惑うこともありましたが、子どもの順応力は本当にすごいものです。キーボード操作にもすぐに慣れ、気づけば「普通のゲームはSwitch、マイクラはPC」という住み分けが自然にできあがっていました。
Switchでは純粋にゲームとして遊び、PCでは考えながら作る。今振り返ると、この使い分けはとても良かったと感じています。「PC=作業するもの、作り出すもの、という意識」が、無理なく身についていったように思います。
Cities: Skylinesとの出会いで広がった「考えるゲーム」
そんな長男が次に出会ったのが、「Cities: Skylines」(シティーズスカイライン)という都市開発シミュレーションゲームでした。道路を引き、住宅地や商業地を配置し、渋滞や財政を考えながら街を成長させていくゲームです。
マイクラとはまた違い、より現実に近い仕組みや数字が絡んでくるこのゲームに、長男は一気にのめり込みました。「この道をここにつなぐと渋滞する」「税率を上げると住民が減る」「外国からの材料が値上がりして工場が稼働できなくなった」など、遊びながら論理的に考えている様子が見て取れました。
そして現在は、後継作である「Cities: Skylines 2」を遊びたい、という話に。
ここで初めて、大きな壁にぶつかりました。
小学生にゲーミングPCは必要?20万円のPCを選んだ理由
「Cities: Skylines 2」は、要求スペックが非常に高いゲームです。これまで使っていたお古のノートPCでは、起動すらままなりません。調べれば調べるほど、「これは中途半端なPCでは無理だな」という結論に至りました。
そこで浮上したのが、ゲーミングPCの購入です。価格は約20万円。
小学生に持たせるには、決して安くない金額です。
何度も家族で話し合い、本人の本気度、これまでの積み重ね、そして今後の使い道を総合的に考えました。
最終的に決め手になったのは、「単なるゲーム機ではなく、学びと創作の道具として使う」という点でした。
プログラミング、シミュレーション、将来的には動画編集や3D制作にも使える。
そう考えると、長期的な投資として受け入れられるようになりました。
(あとうちの場合夫婦でIT関連の仕事をしているので、親が仕事で使うことも視野に入れています)

国内BTOメーカーのゲーミングPCです。スペックはこちら↓
CPU:Ryzen 7クラス
GPU:RTX 5060 Ti
メモリ:64GB
ストレージ:NVMe SSD 2TB
冷却:240mm水冷
※Cities: Skylines 2 は本体・アップデート・セーブデータの容量が大きいのでMODや追加データで容量が増えやすいです。容量不足で管理が煩雑になるのを避けたかったので、容量を大きくしたのは、性能目的というより、管理や制限を親がしやすくするためです。
小学生がPCを使うときに親が気を付けていること(時間・姿勢・環境・メディアリテラシー)
高性能なPCを与える以上、親の管理と環境づくりは欠かせません。
我が家で特に気を付けているのは、時間、姿勢、そして環境とメディアリテラシーです。
色々試しては変更して、試行錯誤。設置が完了するまでに、実際2か月以上かかりました。
最終的に行き着いた姿がこれです↓

時間制限
まず時間については、必ず使用時間を制限しています。「あと少し」が続かないよう、タイマーを使い、終わりの時間を明確にしています。タイマーも、転がして時間を設定する遊び要素のあるものや、昔ながらの手動のものも試しましたが、とにかくタイマーのかけ忘れが頻発しました💦
そこで最終的にアレクサ(Amazon Echo Spot(2024年発売) – スマートアラームクロック with Alexa)に口頭でタイマー設定をするのが一番間違いないという結論にたどり着きました。
子供がかけ忘れても親が遠くから「アレクサ!タイマー30分」というだけで設定できるし、「アレクサ!タイマーあと何分?」なんて確認も遠くからできます。大人にとっても別の作業をしながら使える時間管理の相棒です。
ついでにBGMも楽しめるようになりました。
Amazon Echo Spot(2024年発売) – スマートアラームクロック with Alexa、鮮やかなサウンド | ブラック
良い姿勢づくり
次に姿勢。長時間前のめりにならないよう、椅子や机の高さを調整し、画面との距離も意識しています。PCスタンドPCデスクは基本大人向けの仕様です。身長が130センチ程度の息子に合わせて、ディスプレイやその設置方法、足台なども色々カスタマイズして無理のない姿勢が作れるように意識しました。
ディスプレイはLCDモニタスタンドを使用しています。とにかくモニターをできるだけ目から遠くに設置するため、普通のディスプレイスタンドではなくこちらを使用しました。
白の調節可能なLCDモニタスタンド支柱マウント折りたたみができる VESAモニタデスクスタンド帯穴VESA 75 x 75 mmと100 x 100 mm
Cyber Acoustics USBスピーカーバー (CA-2890) – ステレオUSBパワードスピーカー、簡単にクランプしてモニター、便利なコントロール
目に優しく!証明設備
照明環境については、想像以上に時間をかけました。明るすぎず暗すぎない照明を選びました。目への負担を減らす工夫をしています。
デスクライト クランプ おしゃれ LED 卓上ライト 明るい 調光調色 ワイド 照明 アームライト 勉強用 学習デスク用 学習机用 広範囲 タッチセンサー ホワイト
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メディアリテラシー
今や小学生ですらSwitchで知らない人と会話ができてしまう時代。息子はもともと「街づくりがしたい」のであって他の人との会話には今のところ興味はありません。
ですが、学年が上がるにつれて、詳細の機能を使っていくうちに他者とやり取りをしだしてしまうかもしれない。
だからこそ「ネット上で自分の情報を公開しすぎない」「知らない人に情報を提供しない」「会話はしない」ということを特に徹底して注意して約束しています。
【まとめ】小学生に20万円のゲーミングPCは高い?親として思うこと
正直なところ、20万円という金額に不安や迷いがなかったわけではありません。
「小学生には早いのでは」「もっと別の使い道があるのでは」と、何度も考えましたし、今でもこれが唯一の正解だとは思っていません。きっと同じように悩む親御さんは多いのではないでしょうか。
子育ては、いつも選択の連続です。その時々で子どもの様子を見ながら、「これでよかったのかな」と立ち止まり、また前に進く。
その繰り返しだと感じています。我が家がゲーミングPCを選んだのも、その時点での長男の興味や積み重ね、家庭の状況を踏まえた、ひとつの判断に過ぎません。
実際、長男がPCに向かい、うまくいかずに悩んだり、少しずつ形になって喜んだりしている姿を見ると、「この時間を大切にしたかったのかもしれない」と思うことがあります。
ゲームという枠に収まらず、考える力や試行錯誤する経験につながっていれば、それで十分なのかもしれません。
もちろん、ゲーミングPCを持たせることが誰にでも合うわけではありませんし、同じ選択をする必要もありません。それぞれの家庭に、それぞれの考え方と事情があり、どれも間違いではないと思います。
この話は、「小学生に高額なPCを買うべき」という主張ではなく、あくまで我が家の一例です。
同じように悩んだり迷ったりしながら子育てをしている方に、「そんな考え方もあるんだ」と、少し肩の力を抜いて読んでもらえたら嬉しいです!







































